戦争映画

戦うだけが戦争ではない!本当におすすめしたい戦争映画!

オン・ザ・ミルキー・ロード

戦時中のある国で、銃弾を横目にしながらロバに乗って、兵士たちがいる前線までミルクを届けているコスタ(エミール・クストリッツァ)。コスタは、村の英雄ザガ(ミキ・マノイロヴィッチ)の花嫁になるミステリアスな美女(モニカ・ベルッチ)と出会い、恋仲になる。しかし、彼女のある過去のために村が襲撃され、二人は村を飛び出す。シネマトゥデイ

ミュージシャンから文筆業までの幅広いジャンルで創作活動を続けている、エミール・クストリッツァが9年ぶりに発表した長編映画になります。

最前線の兵士たちにミルクを届ける男に、監督自らが扮して出演しているのが遊び心満載です!

村の英雄と結婚するためにイタリアからやって来た花嫁の役を演じている、モニカ・ベルッチの美しさにも圧倒されました

ファンタジーの中にも、戦争に明け暮れる現実の世界への鋭いメッセージが込められていて考えさせられます

グレートウォール

世界を旅するウィリアム(マット・デイモン)ら二十数名の傭兵部隊は、シルクロードの中国国境付近で馬賊に攻撃された上に謎の獣に襲われる。生き残ったウィリアムとトバール(ペドロ・パスカル)は、禁軍が守る万里の長城にたどり着くものの降伏を余儀なくされる。戦略を担うワン(アンディ・ラウ)によって処刑を免れたのち、自分たちを襲った獣が饕餮(とうてつ)という怪物であり、万里の長城がその群れを都に入れないための防壁だと知るウィリアムとトバール。やがてすさまじい地響きと共に無数の獣が迫ってきた。シネマトゥデイ

宋王朝時代の中国、ある目的の為造られた万里の長城を舞台に繰り広げられる歴史戦争アクション映画です。

遥か昔から60年毎に現れるという怪物饕餮(とうてつ)の数がとてつもなく多く、更に少しずつ知能をもってきて罠や陽動作戦まで仕掛けてくるので戦いは熾烈を極めていきます。

特にとうてつを倒す女兵達はまさに蝶のように舞い蜂のように刺すを体現していますので注目です!

長城で守りを固める禁軍の兵士達もかなり訓練されているのでとても強いのですが、そんな兵士達も大群を前に無惨に倒されていきます。

無数の敵をどう倒すのか、万里の長城は鉄壁なのか、ぜひご注目ください

この世界の片隅に

1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。シネマトゥデイ

今までにない温かみのある戦争映画でした。戦争映画といえば怖い、苦しい、悲しいなどのイメージが一般的ですが、この映画はそういった題材もありながらも、終始ほのぼのとしていて平和な雰囲気がありました。

なかなか描かれることはないけれど、過酷な戦時下でも、こうした当たり前にあるような家族の生活もあるんだと新しい視点で考えることができました。

スターリングラード

1942年9月、一人の男が列車に乗り込んだ。これから何が起こるのか、何も知らないままに…。彼が行きついた先は泥沼化する激戦地、スターリングラード。混乱と殺戮のただなかで武器は底を尽き、ライフルでさえ2人に一つという有様、銃弾だけを手渡され、身を守る術が何もないまま、やみくもにドイツ軍に打ち込んでいく。「ライフルが欲しい。ライフルさえ手に入れば..」 彼の名はヴァシリ・ザイツェフ。幼い頃から羊飼いの祖父によって射撃を仕込まれた彼は天才的なスナイパーだった。Amazon

第二次世界大戦時のスターリングラード攻防戦の話。実際にいたスナイパーをモデルに、ジュード・ロウが熱演しています。

1つの都市が完全に廃墟となりながら、それでもそこを奪い合うソ連軍とドイツ軍。こんな戦争もあるものかと衝撃を受けました。

冒頭のソ連軍が船で対岸の戦地に向かうシーンは、この戦争がいかにおぞましいものかを序盤から印象づけています。

そんな悲惨な戦場の中、夜は酒を飲み、踊る。明日ともしれない命を、皆懸命に使う姿は映画にリアリティを増しています。

ジュード・ロウとレイチェル・ワイズの美男美女の恋も美しいが、何より戦争がもたらす悲劇を知るために、一度は観ておく価値がある映画です

ダンケルク

1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する。シネマトゥデイ

第二次世界大戦初期に実際にあった、フランスからイギリス軍が撤退するための「ダイナモ作戦」を描いた映画です。

あまりにも簡単に人は死んでしまうことだったり、戦争時の「何が起きているのかわからない」恐怖を感じられる映画でした

3つの視点から描かれており、一つの出来事にもたくさんの視点があることを改めて教えてくれます。

今の世の中に自分や世界の人々がこうして生きているのは、ダンケルクビーチでのこの出来事があったからだと痛感する実話の戦争映画でした

ネイビーシールズ

過酷な訓練を乗り越えてきた数パーセントの精鋭兵士たちで編成され、オサマ・ビンラディン暗殺をはじめとする国家の最高機密作戦に従事している、アメリカ軍が誇る特殊部隊のネイビーシールズ。そんな彼らに、誘拐されたCIAエージェントの救出という新たなミッションが下される。冷静に着々と救出作戦を遂行させていくが、誘拐事件は恐ろしい大規模テロ計画へとつながっていた。国家のため、家族のため、仲間のため、さまざまな思いを胸に秘めながら、ネイビーシールズの面々はテロ計画の中枢へと突き進んでいく。シネマトゥデイ

今作はアメリカ海軍特殊部隊の海軍特殊戦コマンド管轄部隊の名称をネイビーシールズと言われておりこの映画に使われた銃弾や作戦、武器は全部本物であり劇中の特殊部隊隊員の戦線での活躍はかなりカッコよく完成度が高い作品となっております。

中でも序盤の女性工作員救出作戦では音を立てず水中で敵地に潜入したり、ほぼ無音のチームプレイで敵兵をスナイプ&ステルスキルで侵入するところはさすがの一言。

このあまりの映画のリアルさに映画界からプロパガンダ映画では無いかと言われているくらいに全編リアルです。特にステルスゲーが好きな方には超おすすめ!

ハクソー・リッジ

第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され……。シネマトゥデイ

この戦争映画は、沖縄で起きた戦争をもとに作られています。まず、題名にあるハクソー・リッジとは沖縄県にある”前田高地”のことです。

人を決して殺めないと誓っていた主人公は、まわりの軍隊から臆病者だと罵られていました。しかし、衛生兵として過酷な戦場に一人で立ち向かっていく姿はとても勇敢であり誰もが彼を讃えるようになるのです。

戦争を経験していない年代が多くなる中、日本以外の視点からこれほど戦場をリアルに表した映画はとても貴重です。

この映画は、戦争に触れる機会が少ない現代人にとって過去を学ぶ手段でもあるのでみなさんにぜひ鑑賞して頂きたい!

パンズ・ラビリンス

1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。シネマトゥデイ

この映画はジャンルとしてはかなり悲惨な戦争要素を含めたファンタジーな物語です。舞台がスペインの内戦下なのですが、その過酷な時代に生きる少女が妖精に導かれて迷宮の守護神パンに出会ったことにより、少女の生活が一変します。

母親の再婚相手である残忍な独裁政権軍の大尉の恐怖に怯え続け、ゲリラと戦いを続けている日々から解放されたいと願っていた少女。実はある王国の王女さまの生まれ変わりで、パンから与えられた3つの試練を乗り越えれば王国で暮らすことができると言われ過酷な試練に挑んでいきます

そんなファンタジーの世界で試練を乗り越えながら成長していく少女の姿と、独裁政権軍とゲリラの戦争が繰り広げられる残酷な現実がうまい具合に融合しているこの作品。

今までにない新しい戦争ファンタジーでとても映像が美しく、少女の演技や、内戦の描写が非常に素晴らしいです。違ったタイプの戦争映画を求めている人におすすめです!

プライベートライアン

アメリカ軍兵士の目をとおして語られる物語は、まず第2次世界大戦の歴史的D-デイ侵攻作戦から始まる。そして上陸してからは、今度は兵士たちの危険極まりない特別な任務へと続く。ジョン・ミラー大尉は、ジェームズ・ライアン二等兵を探し出すため、部下とともに敵陣深く浸入する。4人兄弟のライアン二等兵は、ほかの3人の兄弟をすべて戦闘で亡くしたのである。作戦遂行が不可能に思えたとき、兵士たちは命令そのものに疑問を持つ。Amazon

めちゃくちゃリアル!戦争を美化して描くわけでもなく、カッコよく描いてもいません。

また、戦う心意気を讃えるような内容も甘ったるさもありません。ただ戦わなければならない理由が人それぞれあり、上層部の気持ちひとつで無残に散る命があると言う現実を知らされます。

一番の見所は、戦争をわかりやすく表現しているわけではなく、本当に現実を忠実に再現しているところです。

爆音で何言っているかがわからない点や、殺し合うシーンの鬼気迫る感じ、まさに「バトル」ではなく、「殺し合い」です。面白いと言ってはいけないのかもしれませんが、勉強になりますし、戦争映画で学びたいと思う方にはおすすめです

ブラザーフッド

ジンテ(チャン・ドンゴン)にとって婚約者と弟のために働く日々は貧しいが幸福だった。だが、朝鮮戦争が勃発し兄弟は強制徴用される。ジンテは弟を除隊させるため軍隊で英雄になることを決意し、危険な任務を遂行し続けるが……。シネマトゥデイ

この作品は朝鮮戦争が舞台になっていてタイトルから分かるように兄弟の映画となっていて、兄が北、弟が南に分かれて戦うことになってしまうというシナリオの作品です。

おすすめできる点はこの二人の兄弟愛。平和な現代に生きる私たちは「命の重さ」を知っているようで知らないんだと痛感しました。

戦時中では些細な幸せですら一瞬で壊されてしまう可能性があります。一分一秒をどれだけ大切に生きなければいけないか、運命に引き裂かれる兄弟を見てどれだけ家族が、兄弟が大切か思い知らされました…

この映画は語るよりぜひ鑑賞いただきたい映画の1つです。

フルメタル・ジャケット

見事にマッチしたキャスト達がスタンリー・キューブリックの元に勢揃い。殺人者になるべくトレーニングされる非人間的なプロセスを描くベトナム戦争映画。ジョーカー(マシュー・モディーン)、アニマル・マザー(アダム・ボールドウィン)、<デブ>のレナード(ビンセント・ドノフリオ)、エイトボール(ドレイン・ヘアウッド)、カウボーイ(アーリス・ハワード)他、全員が地獄の新兵訓練所に投げ込まれ、情け容赦ない教官ハートマン(リー・アーメイ)に鍛えられる。次々と起こる激しいアクションとストーリー、痛烈なユーモアにあふれた台詞。『フルメタル・ジャケット』は厳しい訓練を終え、舞台となるフエ市を悪夢のどん底に落とし入れた戦争を描いた大ヒット作品。Amazon

「人間が最も怖い」とはよく言われますが、この映画はまさにそれを教えてくれます。ベトナム戦争に駆り出される青年たちを鍛えるのは、無慈悲で粗野で野蛮な軍曹・ハートマン。

彼のしごきによって軍隊に染まっていく主人公たちですが、ひとりだけどうしても馴染めない者が。

特に印象に残っているシーンは、彼が卒業の際にとった行動が、まさに軍隊の狂気が教えた行動そのもの…。やがてベトナムに送られる戦士たちですが、どこに行ってもベトコンがおり信頼が出来ません。

戦争は人と人との殺し合い。それを冷静に、冷徹に描写した映画です。人格やモラルがぐにゃりと曲げられる感覚がします

ライフ・イズ・ビューティフル

この傑作映画は米国アカデミー賞で3つの賞を受賞。そのうちの一つはロベルト・ベニーニの主演男優賞である。心温まるユーモラスな人生模様、そして戦争下の愛の物語。ベニーニ演じるグイドは愛嬌はあるがヘマばかりしているウエイター。彼は愛する妻と子どもにすべてを捧げる男だ。しかし第二次世界大戦が始まると、彼はその豊かな想像力とあふれるユーモアを、絶望的な運命から家族を救うために使わなければならないのだった。Amazon

戦争下で、ユダヤ人が次々と強制収容されていた時代の映画です。戦争をテーマにした映画というと暗く深刻になりがちですが、この映画は驚くほど、終始明るくコミカルな雰囲気なのです。

ユダヤ人迫害状況下でどんなに絶望的な状況でも、希望とユーモアを捨てない主人公の姿が、父とはどうあるべきか、戦争という厳しい時代でどう生き抜いていくべきなのか、示してくれると思います。そして最後のシーンは何度見ても号泣ものです。一度見て損はないはず!

永遠の0

祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。シネマトゥデイ

原作は百田尚樹作の架空の戦争小説。といっても、実際の戦闘シーンは少なく涙が止まらなくなる感動作。

主人公でもある現代の大学生が第二次世界大戦で零戦のパイロットとして戦死した祖父の軌跡をたどります。そこから戦争を体験した祖父母の生きざまに触れ精神的に成長していくところに現代と戦時中を生きた同世代のギャップを考えさせらます。

日本人目線の映画なのでハリウッドの戦争映画と違って日本兵のかっこ良さにも感動しました。

日本で帰りを待ち耐える妻、家族を置いて戦争へ行く夫、国を背負うという大義名分の裏にある苦しみと家族の愛。色々な立場の人が見ても、それぞれの感動の仕方があると思います。そして、岡田准一の演技が素晴らしかった。

きれいごとではない戦争の姿を彼の演技から感じました。ドラマや小説もありますが、映像の迫力と音楽の素晴らしさは映画が一番です!日本の戦争映画が観たいのであればこの映画をおすすめします!

野火

日本軍の敗戦が濃厚になってきた、第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。1等兵の田村(塚本晋也)は、結核を発症したために部隊を追われて野戦病院へと送られてしまう。だが、病院は無数の負傷兵を抱えている上に食料も足りない状況で、そこからも追い出されてしまう羽目に。今さら部隊に戻ることもできなくなった田村は、行くあてもなく島をさまよう。照りつける太陽、そして空腹と孤独によって精神と肉体を衰弱させていく田村だったが……。シネマトゥデイ

太平洋戦争時のフィリピンでの日本軍の敗走を描く映画。これまで都市の中での暴力を刺激的に描いてきた塚本監督が、その表現力をすべてつぎ込むように、戦争の暴力性を圧倒的に突きつけて作り上げた、戦場を体感させるような作品です。

南国の美しい自然の風景の中で、飢えと銃弾にさらされる兵士たちの恐怖、狂気がこの上なくリアルなものとして伝わってきて、圧倒されっぱなしでした。

1959年に作られた市川崑監督版も、終戦直後の喪失感が滲むような傑作なのですが、国内では平和が続いている今の時代に作られた映画として、塚本監督版の方をおすすめしたいです。